読み上げが会話に重ならない「会話待ち」
人が話しているあいだは読み上げを待ち、静かになってから喋る「会話待ち」の仕組みと、入れる / 切る / 自動の使い分けを説明します。
コメ読み君に「会話待ち」を追加しました。人が話しているあいだは読み上げを始めず、会話が途切れてから喋る機能です。混み合った Space でホストの声に合成音声が重なる問題への対応です。
何が起きていたのか
コメントが届いたらすぐ読む、という素直な作りには弱点があります。ホストが説明を続けている最中にコメントが来ると、その上から読み上げが始まってしまうことです。
Space は音声が一本の流れになる場所なので、二人が同時に喋れば両方聞き取れません。リスナーからするとホストの話が潰れ、ホストからすると自分の声にかぶせられる。参加者が増えてコメントの頻度が上がるほど、この衝突は増えていきます。読み上げの品質を上げても解決しない種類の問題です。
会話が途切れるまで待ちます
会話待ちを入れると、コメ読み君は Space の音声を聞いて、誰かが話しているあいだは読み上げを保留します。約 2 秒の静けさが続いたところを「会話の切れ目」と判断して読み始めます。
ただし待ち続けるわけではありません。30 秒待っても静かにならない場合は、そのまま読み上げます。ホストが長く話し続ける回では、コメントがいつまでも届かないほうが困るからです。会話待ちは「絶対に重ならない」保証ではなく、重なる回数を大きく減らす機能だと考えてください。
自分の読み上げ音声を「誰かが話している」と誤検知しないよう、再生中とその直後は音を無視するようにしてあります。連続で届いたコメントが自分の声で止まり続けることはありません。
入れる / 切る / 自動
対象 Space の Web チャットで、上部の「設定」から「会話待ち」を選べます。チャットから !vad 入れる !vad 切る !vad 自動 と送っても切り替えられます。
| 設定 | 動き | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 入れる | 常に会話の切れ目を待ちます | 説明や対談が中心で、声が重なると困るとき |
| 切る | コメントが来たらすぐ読みます | 参加者が少なく、会話がゆっくりなとき |
| 自動 | 混み具合を見て自動で切り替えます | 迷ったとき(初期設定) |
初期設定は「自動」です。
自動はどう判断しているか
直近 1 分間の様子を見て決めています。オフの状態から入るのは、リスナーが 10 人以上、コメントが 1 分あたり 10 件以上、入室が 1 分あたり 8 件以上のいずれかに達したときです。
いったん入ったあとは、リスナー 5 人・コメント 4 件・入室 3 件を下回るまで維持します。入る条件と抜ける条件をずらしてあるのは、境界線の上で設定が細かく切り替わるのを避けるためです。
いま待ち状態に入っているかどうかは、チャット上部に「会話待ち」と表示されます。
どう使い分けるか
少人数でゆっくり話す Space なら「切る」のほうが軽快です。コメントがすぐ読まれるので、やり取りのテンポが出ます。
一方、発表や対談のように一人が長く話す時間が中心なら「入れる」を選んでください。読み上げは遅れますが、話が潰れません。どちらとも言えないときは「自動」のままで構いません。
会話待ちは読み上げのタイミングを変える機能で、読む量そのものを減らすわけではありません。反応の有無だけ分かればいい時間帯には、本文を読まず音だけにする「SE」を組み合わせると静かになります。読み上げモードの詳細は使い方ガイド、音が出ないときの確認はよくある質問にまとめています。